夏から冬の間、ギョロギョロギャーギャーと鳴いてうるさいムクドリたちですが、いったいいつ寝ているのか知っていますか。

ムクドリが寝ているところを見たことがない人の方が多いと思います。

ではいったいムクドリたちはいつどこで睡眠をとっているのでしょうか。

ムクドリ 夜 寝る

ムクドリのねぐら

ムクドリは大群でねぐらを作って暖を取り夜の寒さをしのぎ、さらに外敵に襲われないように身を寄せ合います。

夜になるとたくさん集まってきてうるさく感じるのはこのためなのです。

中でも、中心にいるものは序列が高く、外側や端っこにいるものは序列の低いムクドリで、その序列の低いムクドリは序列の高いムクドリを守らなければいけないのでゆっくり眠ることは出来ません。

本来であれば雑木林などの真ん中の茂みにたくさん集まっているのですが、街中では集まれる場所が限られているので街路樹によくとまっています。

これが騒音被害や糞害でたびたび問題になっているのです。

ムクドリの睡眠

ムクドリは1日5時間程眠ります。

ほとんどがノンレム睡眠で、レム睡眠はその中でも20分程だと言われています。

毎日決まった木の上に戻ってきてねぐらにするのですが、繁殖期である3月後半から夏頃までは巣をつくり、卵や雛を守るために巣の中で生活をします。

巣立ちとともにまた仲間たちと一緒にねぐらを作って行動するようになるのです。

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ムクドリの鳴き声

ムクドリはギュルギュル、ギャーギャーと可愛い顔に反してとても耳障りの悪い声で鳴きます。

冬は寒さが厳しくなる北海道ではムクドリの姿は見られなくなり、九州など暖かい地域で普段以上に見られるようになります。

夏でも冬でも鳴き声がうるさくて追い払おうとネットなどを張っても隣の木や近くの木に移動するだけで、解決策とはならないので困り果てている人が増えています。

主に春から夏にかけて繁殖するので、繁殖期が終わった秋頃から盛んに鳴いて被害をもたらしているのです。

しかし、ある程度夜暗くなるとぴたっと鳴き声がやみます。

この時間が、ムクドリたちが休んでいる時間なのです。

まとめ

ムクドリは夜になると集まってきて街路樹などの上をねぐらにします。

一日5時間程度の睡眠なので、騒音被害も問題となっています。

特に朝は早いので、敷地内などにねぐらを作られてしまうと寝不足にもなってしまい頭を悩ませている人が増えています。

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