とても身近な鳥ムクドリですが、大きさや色などが違う、数種類のムクドリが日本に生息しています。
個別に見てみましょう。
ムクドリ
オレンジ色のくちばしと、全体的に灰色の体だけど頭と腰の部分の白色が特徴の体調24センチくらいの鳥です。
日本全国何処でも見かけ、大群を作り都市では、糞被害や鳴き声の騒音被害などと、問題のある鳥でもあります。
コムクドリ
名前の通りムクドリよりは一回り小さく、体長19センチくらいです。
クリーム色の頭に、赤褐色の頬、背中は光沢のある紺色をしています。
ムクドリと比べると、光沢のある鮮やかな体をしており、美しい鳥です。
メスは、やや淡い色合いをしています。
ムクドリの大群に交じっていたり、自分たちだけで大群を作る時もあります。
ホシムクドリ
黒色の体に、細かい白色の斑点が散らばっている様子は、正に、夜空に星が輝いているようです。
夏には、全体的に黒く、緑や紫色の光沢のある、美しい羽をしています。
体長は、ムクドリよりやや小さく21センチくらいです。
ムクドリの群れに混じっていたり、単独で大群になることもあります。
ギンムクドリ
クリーム色の頭部、銀色の体、緑色の金属光沢のある羽をしています。
メスは、全体的に褐色であり、オスとは見掛けが違います。
羽の、初列風切基部に白色の斑点があるのが特徴です。
南西諸島などで多く見かけられ、本州、北海道でも時々見かけられます。
バライロムクドリ
その名の通り、胸とお腹がピンク色をしています。
黒い頭と黄色い嘴を持っています。
南西諸島で見かけられ、本州では稀です。
まとめ
日本で一番よく見かけるのはムクドリで、他にホシムクドリやギンムクドリが見かけられます。
バライロムクドリなど、他にも、カラムクドリ、シベリアムクドリなどが日本で観測されていますが、ムクドリ科の鳥は渡りをしたり、主に南西諸島や東南アジア、中国などの暖かい場所に多く生息する鳥なのです。