怪我をしているムクドリや、壁などにぶつかって脳震盪を起こしているムクドリを見てかわいそうだと連れてきてしまうというケースがあります。

その場合、いったいその後はどういう行動を取ったらよいのでしょうか。

今回は野鳥のムクドリを保護した後のお話をしていきたいと思います。ムクドリ 野鳥 保護

ムクドリの特徴

ムクドリとヒヨドリはとってもよく似ています。

しかし、特に雛の場合は与える餌が違ってくるので、しっかり見極めるようにしましょう。

ムクドリはクチバシや口の中、足が黄色、または黄色味を帯びたオレンジ色になっているのに対し、ヒヨドリは口の中がピンク色で足とクチバシは黒っぽい色をしています。

さらにムクドリは体のところどころに白い部分があります。

鳴き声もムクドリはギュルギュル、ギャーギャーと濁った発音で鳴くのに対し、ヒヨドリはヒーヨヒーヨと高い声で鳴きます。

ムクドリを保護したら

野鳥のムクドリを保護した場合、まずは25℃から30℃に保温してあげましょう。

ペットボトルにお湯を入れてタオルでくるみ、そばにおいてあげるのが良いです。

ただし、ムクドリに直接あたってしまうと火傷をする可能性があるので注意しましょう。

保温をしたら紙素材で作られた箱に入れ、下の方に小さな空気穴をあけて暗くしてそっとしておいてあげます。

感染症を持っている可能性もあるので、絶対に素手では触らず、必ず軍手や手袋などをしてから触るようにしましょう。

また、鳥にはダニが住み着いていることが多いのでむやみやたらに家の中で飛ばすことはしないようにしましょう。

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あくまでも保護

 怪我をしていたり脳震盪などを起こして倒れていた場合、保護する優しい方が大変多いです。

そしてそれが雛であれば可愛くてそのまま飼育してしまう人も多いのです。

しかしこれは“鳥獣保護法”という法律に違反することとなってしまいます。

保護して応急処置や保温をしたら、自治体の鳥獣保護センターなどに問い合わせて経緯を説明しましょう。

怪我が治って放鳥するまでの間であれば保護することを黙認してくれるところも多いですし、引き取ってくれるところもあります。

そのまま飼育してしまうと罰せられる可能性がありますので注意しましょう。

まとめ

今回はムクドリの保護についてまとめました。

ムクドリは鳥獣保護法で守られている野鳥で、飼育することは許されていません。

あくまでも“保護”ということを頭に入れておきましょう。

保護したムクドリはすぐに保温してあげてくださいね!

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