産まれたばかりのムクドリの雛が落ちてきてしまい、保護したとしてもどうしたら良いのか困ってしまったことはありませんか?
滅多に遭遇することはないような気もしますが、意外とこのお悩みを持っている方は多いのです。
という事で今回はムクドリの雛の餌や食べ物についてご紹介します。
ムクドリを保護したら
ムクドリを保護したら、まずは体を温めてあげましょう。
ペットボトルなどにお湯を入れてタオルを巻き、ゆたんぽ代わりにしてあげるのが良いです。
このときムクドリの体に直接つかないように注意しましょう。
また、ムクドリの雛は環境が変わっただけでも大きなストレスとなっていますので、あまり騒がずに静かな環境で保護してあげてください。
まだ羽が生えていない地肌の見えているムクドリであれば、スポイトで1~2滴、ぬるま湯に溶かした砂糖水を与えてあげましょう。
これでひとまずの栄養補給は完了です。
豆乳やポカリスエット、溶かしたはちみつがあればなお効果的です。
与える時はくちばしをあけて中に注ぎ込むと窒息してしまう可能性があるので絶対にやめましょう。
くちばしが閉じている状態で1滴端っこにつけてあげると自分でなめとって飲んでくれます。
もし何もない場合は新鮮な水を与えてあげましょう。
雛の餌
保護したムクドリの雛には餌を与えてあげる必要があります。
昆虫が手に入らない場合は、ミルワームを購入してきて与えましょう。
羽の生えていない雛に与える場合には引っかかってしまう可能性があるので、ミルワームをしごき中身を出して、すり餌やたまごに練り合わせて与えてあげます。
また、白ボレー粉も一緒に与えましょう。
すり餌は青菜が入っているものが好ましいですが、もし入っているものが売っていない場合は小松菜をすりつぶして混ぜてあげると良いです。
与えてはいけないもの
ムクドリは雑食性ですが、与えてはいけないものもあります。
アボカドやキャベツ、ほうれん草、ネギ類、そして、バナナやマンゴーなど南国さんのフルーツは体を冷やしてしまったり下痢をする可能性があるので与えてはいけません。
泡玉は雛の餌として販売されていますが、羽の生えていない時期の雛には消化しにくいので与えないでください。
まとめ
今回はムクドリの雛の餌や食べるものについてまとめました。
ヒヨドリとムクドリの雛は非常によく似ていますが、食べるものが違いますのでしっかり見極めてあげてください。
また、保護したら鳥獣センターなどに連絡することも忘れないようにしましょう。