みなさんは天候の良くない雨の日、どのように過ごされていますか。
家の中でゆったりとした時間を楽しんだり、雨独特の空気や匂いを感じるべく外へ出かけたりするのでしょうか。
普段、にぎやかに鳴き交わし飛び回っているムクドリたちですが、曇りや雨の日は姿を見ることが少ないといわれています。
このとき彼らはどこにいるのでしょうか。
ここでは、雨の日のムクドリについてご紹介します。
いつもの場所で時間を過ごす
雨の日ムクドリはどこにいるのか。
結論から言うと、概ねいつもの場所にいるという答えになります。
ご存知のように、彼らは山林から街中の街路樹、住宅や建物などあらゆる場所を利用し生活をおくります。
群れとツガイのときでは生活環境に違いはありますが、雨の日だからといって大きく場所を移動することはありません。
もちろん、電線の上など雨で身体が濡れる場所は変更します。
体力は温存したい
鳥の羽は水をはじく作りになっているため、雨が多少降っている日でも飛ぶことは可能です。
しかしながら、降り方によっては体が濡れるため体温が奪われます。
くわえて悪天候時の行動は体力を消耗するため行動をひかえます。
このことが、雨の日にムクドリを見ることが少ない理由です。
雨の日だってお腹はすく
体力の温存を図るために、雨の日にはじっとしているムクドリですが、じっとしていてもお腹はすきますね。
暴風雨のような飛べない状況でもないかぎり、必要最低限のエサの確保はおこないます。
繁殖期ならばより一層、卵から孵ったヒナを育てるため、雨の中のエサ取りは欠かせません。
雨に濡れながらも、木々に地面にと一生懸命エサを探します。
今日は雨
千葉市内某所にて
ムクドリたち pic.twitter.com/AU5Pijey4R— snowsnow9009 (@snowsnow9009) 2017年6月18日
まとめ
ここまで、雨の日のムクドリについて紹介しました。
天気の良くない日は、普段集まっている場所でじっとして、体力を温存していました。
雨の日にムクドリの姿が目立たない理由に、薄暗い背景とムクドリの体色が重なり合って、見つかりづらくなっていることも理由のひとつに挙げられます。
雨の日にそっと木々のなかを観察すると、身を寄せ合う彼らの姿が見られるでしょう。