目にすることが多い鳥の種類にムクドリがいます。
集団で行動し電線の上や木々のなかで大きな群れを作って生活をします。
また、木の実が大好物で、赤い実をつけた枝に止まっているムクドリを見たことがある方もいるでしょう。
ここでは、ムクドリの食事について見ていきましょう。
名前になるほど木の実が好き
椋木(むくのき)の実をよく食べていたことから、椋鳥(ムクドリ)の名前が付いたとされていますが、雑食性のため実際には、果実や種子、幼虫などさまざまなものを食べます。
群れで行動しているときには、その数の多さと重なり合う鳴き声の大きさで、怖さを覚える人もいますが、夫婦で寄り添いエサをついばむ姿はかわいらしいものです。
ムクドリは甘いものが好き?
何でも食べる雑食性でも、種類によっては昆虫を主に食べる鳥や花の蜜や果汁を好む鳥がいますが、そのなかでもムクドリは比較的なんでも口にします。
地面を歩きながら虫の幼虫を捕食もしますが、甘い食べ物には目がないのか柿の実が熟す頃には、柿の木に止まり実を食べるムクドリの姿を見ることができます。
ムクドリは赤い実が好き
オオルリが青い実を好むように、ムクドリは赤い実が好きなようです。
柿の実の季節が過ぎると、赤い色の実をつけるトキワサンザシを食べに押し寄せます。
トキワサンザシの実は、熟すときには時を同じく一斉に熟すため、押し寄せるという表現がピッタリなほど大多数のムクドリが集まります。
ひとかたまりになった集団は、驚くほどの数が集まり「ギャーギャー」や「ギュルギュル」などの声で鳴き合い近寄りがたいものがありますが、そこで目にすることができるのは自然なムクドリ姿です。
ムクドリたちの集団に外れて一羽ぽつんと。巣立った若鳥かな?赤い実…ゴックンした?! pic.twitter.com/8KRegjUZan
— ふくさち (@hukuhime_haha) 2017年6月18日
まとめ
ここまで、赤い実が大好きなムクドリについて見てきました。
慣れていない人には、大群で木の実を食べ鳴き合う鳥の姿は怖いものですね。
しかしながら、それは鳥たちが見せる普段の姿です。
野鳥を観察したり、撮影したりする絶好のチャンスといえるでしょう。
ぜひ、コブシやトキワサンザシなどの赤い実をくわえたムクドリに会ってみてくださいね。