ムクドリはおびただしい数の群れをつくって生活をします。
しかし毎日ムクドリの群れを見るわけではなく、数が少ない時期もあったりします。
それはいったいなぜなのでしょうか?
ということで今回は、ムクドリの大群がいる季節についてまとめました。
ムクドリの活動時期
ムクドリは冬眠をしないので一年中活動しています。
しかし繁殖期である春頃から夏にかけては、雛を育てるために巣をつくり、外敵に襲われないようにその巣を拠点として活動しているので群れで見ることは少ないのです。
しかしムクドリは産卵から巣立ちまでが遅くても1ヶ月半ほどなので、2~3ヶ月見ないだけであとは巣立った雛とともにまた群れの中に戻ってきて生活をすることになります。
したがって、ムクドリの大群を見る季節は夏、秋が主なのです。
ムクドリはケヤキやイチョウなどの樹木をねぐらとしていますが、葉っぱが散ってしまう冬には雑木林や竹林などはっぱが茂っている場所に拠点を移します。
冬はあまりムクドリを見ないと思うのは、街中にはねぐらに出来る木が少なくなるからなのです。
それでも九州などの温かい地域では冬でもたくさんのムクドリが群れを成して現れます。
中でも夕方になると一斉にねぐらに集まるため、数千羽、あるいは数万羽のムクドリが大群を作って飛んでいます。
電線に大量にとまっている時や飛んでいるときなどはカラスに見間違われることも多いです。
ムクドリの特徴
ムクドリはクチバシと足が黄色く、まるっと太った体型が特徴的です。
電線などに大群でとまって居た場合は、カラスのなのかムクドリなのか見極めてみるのも楽しいです。
ムクドリはギャーギャー、ギュルギュルといった濁っている発音で鳴きます。
カラスがギャーギャーといつもと違う声で鳴きながら大量に飛んでいて、「地震の前触れか!?」なんて言われたりもしますが、実際はそれはカラスではなくてムクドリであることも多いのです。
まとめ
今回はムクドリが大群でいる季節についてまとめました!
ムクドリは春から夏にかけて繁殖し、その後繁殖した雛も交えて群れの中に戻ります。
冬も大群でいるのですが、温かい場所以外ではあまり姿を見ることはありません。