近所で見かける鳥のひとつに、ムクドリが上げられますね。

この鳥は、どんな習性を持っているのでしょうか。

ムクドリ 習性

ムクドリとは?

群れる

ご存じの人も多いかと思いますが、ムクドリは群れます。

それも、かなりの数で、数万匹かそれ以上とも言われています。

春の繁殖期には、つがいで行動するため、群れにはなりませんが、繁殖を終えたムクドリは、群れはじめ、夜になると一緒に大きな街路樹や電線に留まって寝ます。

この群れる習性のせいで、糞被害、騒音被害が出ています。

ムクドリが群れるのは、カラスなどの天敵から身を守るためです。

群れていれば、誰かがきっと、近づいてきたカラスに気が付いて、みんなに知らせるでしょうし、狙われても、みんなで対抗することが出来ます。

冬は暖かい地方に渡る

日本では、冬になると暖かい地方へ移動する習性があります。九州地方には、冬に多くのムクドリが集まり、夏には北海道でも見られるようになります。海外では、中国南部から台湾やミャンマーに渡ると報告されています。

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雑食性

ムクドリは、昆虫、穀類、果実など、農耕地帯にあるもの何でも食べて生きています。

昔は、畑の害虫を食べてくれる益鳥として扱われていましたが、現在では、都会に住み着き、被害を及ぼす害鳥となってしまいました。

果樹園の果物を突くという被害も出ています。

子育てをする

春になると産卵、子育てをします。

巣は、木の穴などに作られますが、時には、民家の屋根の下や戸袋に作ることもあります。

人に慣れて、あまり怖がらないです。

卵を温めるのも、餌を運ぶのも、オスとメスで一緒に働きます。

卵は12日ほどで孵化し、3週間ほどで巣立ちを迎えます。

まだ飛び方が上手くない子供を、オスとメスが見守りながら飛び方を教えていきます。

1か月ほど、親子で一緒に練習しながら過ごします。

まとめ

ムクドリの習性は、群れて、時には数万羽の大群になり、一緒に寝ること、冬には暖かい地方へ渡ること、雑食性であり、子育てはオスとメスで一緒に行うことです。

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