最近では糞害や騒音で嫌われてしまっているムクドリ達。
一匹ならば鳴き声も糞もたいしたことはありませんが、集団となると話は別ですよね。
ムクドリはなぜ夕方になると集まるのでしょうか?
ここではムクドリが夕方になると集まる理由をご紹介します。
ムクドリはなぜ夕方になると集まる?
ムクドリは夕方になると集団ねぐらを作るために10km以上の範囲から集まってくるようです。
初めは数匹ずつ集まり、それが数十、数百と徐々に数を増やして集まっていくようです。
集団ねぐらを作る理由としては、外敵から身を守るためのようです。
もともとは河原の広葉樹や竹藪などに集まっていましたが、最近ではそういった場所が少なくなり、都市部の街路樹などに集まるようになり、問題視されているようです。
なぜ駅前や繁華街に集まるのか
最近は駅前や繁華街にムクドリが集まり、糞や鳴き声の騒音が問題視されています。
このようににぎやかな場所を集団ねぐらにするのには理由があり、人が多くいるにぎやかな場所には、ムクドリの天敵であるタカやフクロウが近寄らないため、安全であるということが理由のようです。
集団ねぐらを作りに集まる時期はある?
ムクドリは一年中集まって集団ねぐらを作っているわけではありません。
集団ねぐらを作る時期があり、それは繁殖が終わった夏が過ぎる頃に、繁殖を終えた親鳥や若鳥たちが集まり始め、集団ねぐらを形成していくのです。
集団ねぐらはいつまで作る?
繁殖を終えたムクドリ達が作る集団ねぐら、これは春になり繁殖活動が始まるとそれぞれペアを作って散り散りに飛んでいくようです。
また、その年に生まれた若鳥の多くは、冬が越せないと言われているようで、冬になると集団の数は若干減るようです。
まとめ
ムクドリが夕方になると集まるのは、外敵から身を守るために集団でねぐらを作るため、というのが理由のようです。
この集団ねぐらは夏の終わりから冬が終わるまでの時期に見られる行動で、春になり繁殖の時期になると集団ねぐらは解散するようです。