『なんかガサガサ音がするな』と思ったらムクドリに巣をつくられていた!
なんて経験、したことがある人も少なくないのではないでしょうか。
毎年同じ場所に戻ってきて巣をつくろうとするムクドリですが、いったいどの時期に作っていつ巣立っていくのでしょうか。
ムクドリの巣作り
ムクドリは3月の終わりの気温が少し暖かくなる頃から巣作りを始めます。
ワラや枝などを器用に拾ってきてカラスなどに襲われにくい場所、人間が窓を開け閉めしない場所を何日か見張りながら警戒しつつ巣をつくるのです。
巣が出来上がったらその中ですぐに産卵し、一週間から二週間ほど孵化するのを待ちます。
孵化をした雛は一ヶ月かけて巣の中で大きくなるのです。
ムクドリの巣立ち
ムクドリは産卵から1ヶ月とちょっとで巣立ちの準備を始めます。
親鳥が外で待っていて、雛が順番に意を決して出ていくのです。
巣から出たムクドリの親はここから飛ぶ練習やエサを食べる練習、隠れる練習など様々なことを教えていきます。
一度巣からでたムクドリの親子は再び巣に戻って眠ることはなく、群れとなって行動するようになります。
巣立ち後の巣
ムクドリはまた次の繁殖期になると同じ巣に戻ってくる習性があります。
しかし、またおいでねとそのままにしておいては実は大変なことになるのです!
ムクドリの巣の中にはたくさんのダニがいます。
それはもうおびただしいほどの数で、うごめいているのを見ると吐き気がするほどです。
このダニは雛に寄生していたダニなのですが、雛がいなくなってしまうと寄生する場所がなくなるという事になります。
そこで家の中にまで入ってきて私たち人間に寄生しようとするのです。
このダニは主にスズメなど鳥類についているダニなのですが、人間がさされると最悪の場合アレルギー疾患を引き起こすことになります。
じんましんのように赤くブツブツができ、大変な痒みや痛みを伴いますので早急に巣を撤去するようにしましょう。
まとめ
今回はムクドリの巣作りと巣立ちの時期、さらに巣立ち後の巣の様子についてまとめました!
ムクドリは3月の終わりに巣作りをはじめ、卵が孵化して一ヶ月ほどで巣立ちをします。
巣立った後の巣はそのままにしておかず、ダニ駆除のためにも早急に撤去しましょう。