集団で行動することが多いために害鳥扱いされてしまうムクドリ。
集団で行動されると糞の量も多くなります。
この糞が病気のもとになってしまうかもしれないのです。
ここではムクドリの糞が原因で起こる病気と、掃除するときの注意点についてご紹介します。
ムクドリの糞が原因で起こる病気
ムクドリの糞には、ウイルスやバクテリア、カビ類など様々な病気の原因となるものが含まれています。
中でも一番有名なのはインフルエンザではないでしょうか?
これは糞が乾いて塵になったものが舞い上がり、それを吸引することにより感染してしまいます。
乾燥した糞の中には休眠状態のカビやバクテリアなどが存在しています。
これらが吸い込まれると、温かく湿った肺の粘膜で増殖し、病気の原因となるのです。
サルモネラ食中毒
食中毒の原因菌、サルモネラ菌も感染する可能性があります。
アレルギー
羽毛や乾燥した糞により、喘息のような重いアレルギー症状を起こすこともあります。
掃除をするときの注意点
糞を掃除するときには、糞の中にはウイルスやバクテリア、カビなどの危険なものが多数含まれているということをしっかりと意識するようにしましょう。
手袋とマスクは必ず着用するようにし、糞に直接触ることと、糞を吸引することを避けるようにします。
また、風の強い日は、乾燥した糞が舞い上がりやすいので、できるだけ風のない日に掃除をするようにしましょう。
掃除をするときに準備するもの
掃除をするときに使うものとして、使い捨てのマスク、ゴム手袋やビニール手袋、キッチンペーパーや雑巾、ぬるま湯、ゴミ袋、消毒用エタノールスプレー、カビキラーなどの消毒剤などを準備します。
糞掃除で使用する道具は、すべて使い捨てにするのが理想です。
一度糞掃除に使ったものは、病原菌が付着している可能性があるからです。
掃除の方法
掃除をする前にマスクと手袋を装着しましょう。
まずは糞にぬるま湯をかけてふやかします。
次に柔らかくなった糞を紙や布で拭き取ります。
糞をだいたい取り除いたら、エタノールスプレーを吹きかけて消毒し、しっかりと拭き掃除をします。
汚れがひどいときにはカビキラーなどの消毒剤を使うと確実に消毒ができるようです。
使い終わった道具はすぐにゴミ袋へ入れるようにしましょう。
まとめ
ムクドリの糞が原因で病気になることもありますので、身近なところが糞で汚れていた場合は早めに掃除をするようにしましょう。
乾燥した糞の飛沫を吸い込んでしまうと病気を起こす可能性があります。
掃除で使った道具はすぐに捨てるようにし、被害が拡大するのを防ぐようにしましょう。