ムクドリは名前の通り椋実をよく食べることからその名前がついたようです。
椋実は黒紫色をしている実で、とっても甘いそうです。
ムクドリは椋実以外にも好物はあるのでしょうか?
ここではムクドリの好物、食性についてご紹介します。
ムクドリの食性
椋実が好きなムクドリですが、食性は雑食で、穀物やブロッコリーや白菜などの野菜、甘い果物、虫などを食べます。
夏は昆虫や幼虫などの虫を主食にし、秋や冬には種子や穀物を食べます。
一年を通して甘い果物を食べます。
ムクドリはとトコトコ歩く
スズメなどは地面を歩く際にピョンピョン飛んでいますが、ムクドリは脚を互い違いに出し手トコトコと歩きます。
虫を取る際、木の上ではなく地面に降りて歩いて探すことがほとんどです。
柔らかい土や芝生では、くちばしを土の中に差し込んでそのままくちばしを開き、穴をあけて虫やミミズなど捕るようです。
ムクドリの好物
ムクドリは椋実が好きで、よく食べていることから名前がついたようです。
ですが、ムクドリは雑食性なのでいろいろな物を食べます。
中でもやはり甘い果物が好きなようです。
サクランボ、モモ、ナシ、ブドウ、カキなどが好物なようです。
中でもカキが大好物なようで、熟したものを好んで食べます。
果物類は基本好きなようですが、酸っぱい柑橘類の果物は嫌いなようで食べません。
まだ青い椋実を見ると思い出す
11日に 自然観察勉強会の一人が
むくの実美味しいですよと
呉れたので食べたが
あれは落ちて腐りかけた椋実
道に落ちて乾燥し黒くなっているだけ
何度でも云うが
本当の田舎者は道に堕ちたムクの実は食べません
汚い!他人に食べさてたらダメです! pic.twitter.com/G9MnyrF9EL— 真理追求 (@ru_to66) 2016年9月23日
昔は益鳥だった
ムクドリは昔、益鳥と呼ばれ、農家の方に大事にされていたそうです。
平均的なムクドリの家族が一年で食べる虫の数が百万匹以上と言われているからです。
害虫を1匹駆除するのに1円かかると言われていたため、ムクドリ1家族で100万円以上の利益をもたらすと言われていたそうです。
環境破壊などで群れが都市部に現れるようになった最近では、鳴き声や糞の被害から害鳥と呼ばれるようになり、1994年には狩猟鳥に指定されてしまったようです。
まとめ
ムクドリはその名の通り、椋実が好物ですが、他にも甘い果物類が好物です。
中でも熟したカキは大好物のようです。
食性は雑食性なので、果物の他、虫やミミズ、種子や穀類など様々なものを食べるようです。
稲刈り後の田んぼにたくさんいる黒っぽい鳥はムクドリだったのですね。