ムクドリと言えば駅前や繁華街などに集団で現れ、糞や騒音などの鳥害を起こすことが有名なのではないでしょうか?

このような鳥害は最近になってからのような気がします。

昔はそんな話あまり聞かなかったような気がします。

そもそもなぜムクドリは市街地に集まるのでしょうか?

調べたのでご紹介します。

ムクドリ なぜ 集まる

昔のムクドリ

昔のムクドリは、郊外の竹林などに住んでいたようです。

繁殖期は木のうろなどに巣を作り、それが終わると夏から秋にかけてはケヤキやヨシ原をねぐらにし、冬になると竹林へ移動する、ということをしていたようです。

夏ねぐらと冬ねぐらがあったそうです。

昔は益鳥と言われていた

ムクドリはもともと、農作物に害を及ぼす虫を食べるため、益鳥とされていました。

平均的なムクドリの家族が1年間に捕食する虫の数は百万匹以上と言われているようです。

農業が主産業の時代には「農林鳥」と呼ばれ、国に保護されていたそうです。

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ムクドリはなぜ市街地に集まるのか?

ムクドリが市街地に集まるようになった原因はいくつかありますが、一番の原因はねぐらにしていた郊外のヨシ原や竹林が、開発などでなくなってしまったからではないでしょうか。

仕方なく市街地をねぐらにしたムクドリですが、そこで市街地が自分たちのねぐらに適していると気が付いてしまったようです。

市街地をねぐらにするメリット

ムクドリが市街地をねぐらにすることにはいろいろなメリットがあります。

一番のメリットは外敵がいない、ということではないでしょうか。

ムクドリの天敵はタカやフクロウなどの猛禽類ですが、市街地ではほとんど姿を見かけないですよね。

このように市街地には外敵がいないので、ねぐらにするために集まるようです。

また、その他のメリットとして冬でも暖かいというものがあり、このことにより夏ねぐらと冬ねぐらを分けずにそのまま居座ってしまう集団も出てきたようです。

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まとめ

なぜムクドリが市街地に集まるのかというと、もともとは郊外で暮らしていたムクドリ達ですが、開発などにより住む場所が無くなり、市街地に移り住んできたようです。

住んでみたら外敵も少ないので住みやすいと気づいたらしく、郊外には戻らずに都市部で暮らすようになったのだと思います。

誰だって住みやすい場所の方がいいですものね。

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