ムクドリを保護した話を聞いたり、実際に保護したことがある人は少なくないのではないでしょうか。
また、今現在ムクドリの雛を保護している人もいるかと思います。
しかし、ムクドリを飼育することって出来るのでしょうか?
ということで今回は、ムクドリの雛の飼育許可についてまとめました。
ムクドリの保護
ムクドリの雛が落ちてしまっても、拾わないのが本当は正しいのです。
拾った人は心の優しい人で、可哀想だなと思ったのではないでしょうか。
しかし、もしかするとそれは飛ぶ練習や餌をとる練習、危険なものなどを教えている最中かもしれません。
その場合、親のムクドリは必ず近くで見ていて、餌を運んできたりしっかりお世話をします。
なので周りに親っぽいムクドリがいないかどうかしっかり確認するようにしましょう。
雛の飼育
雛が巣から落ちてしまったりして保護をした場合、そのままにしてしまうと鳥獣保護法に引っかかる可能性があります。
なので雛を保護したらまずは保温や一時的な給餌をし、すぐに各自治体にある鳥獣保護センターや担当している部署などに連絡をして指示を仰ぐようにしましょう。
どの鳥類にも言えることですが、雛は育てるのに大変な苦労を要します。
さらに人に慣れてしまうと自然に戻れなくなる鳥もいるので、全ての鳥が受け入れてもらえるわけではありません。
放鳥までの保護であれば許可してもらえることもありますが、可愛くなってそのまま飼育してしまうのは法に罰せられてしまい、一年以下の懲役または100万円以下の罰金を課せられる可能性があります。
雛の保護
もしやむをえず雛を保護する場合は、必ず手袋や軍手をつけて触るようにしましょう。
病気を持っている可能性や、ダニがついている可能性があります。
また、親鳥は人間のにおいのついた雛の世話を嫌がることがあるので、においをつけない為にも手袋や軍手の着用をお願いします。
うちのじいちゃんが落ちていたムクドリの雛を保護しました
ピヨピヨ鳴いてめっちゃかわいい〜// pic.twitter.com/kQTZIy1jkC— ようそろ (@2o8ibMRxDTqHdGr) 2017年5月22日
まとめ
今回はムクドリの雛の飼育についてまとめました。
ムクドリの雛は保護してそのまま飼育してしまうと鳥獣保護法に引っかかり罰せられる可能性があります。
また、巣立ちをした雛が一人前になれるように訓練をしている最中に落ちてしまう可能性もあり、その場合は親鳥が必ず近くにいますので周りを見渡して様子を見てあげると良いでしょう。