夏になるとどこからかたくさん現れるムクドリですが、あの大量のムクドリはいったいどれくらいの数居るのでしょうか!?
また、私たちがムクドリだと思っているものは本当にムクドリなのか…。
今回はそんなムクドリの不思議についてまとめました。
ムクドリの大きさ
ムクドリはスズメよりも大きく、ハトよりも小さい鳥類です。
成鳥で24cmが標準の大きさで、翼を広げると40cmほどになります。
よく間違われやすいのがヒヨドリです。
ヒヨドリは尾の羽が長く、ムクドリは比較的短いです。
また、地面に降りてきているのはほとんどがムクドリで、ヒヨドリはめったに降りてきません。
ムクドリは雑食性で木の実や果実、花や昆虫など様々なものを食べます。
ムクドリの数
ムクドリは普段何十羽という小さな群れをつくって行動します。
しかし、夕方から夜になるにつれてその小さな群れがたくさん集まってきて、何千羽、さらに冬になると何万羽という大きな大きな群れとなってねぐらを作ります。
たいていが同じ木や巣に帰ってくるので、毎晩うるさい!という声や、朝も早起きなので4時5時からギュルギュルと騒ぎ、睡眠妨害だ!という声が多数上がっており度々問題になっています。
なぜムクドリは群れる?
ムクドリはなぜ群れるのかというと、鳥は体温が下がりやすいのでかたまって暖を取ることが一つ、また、群れでいることによってタカやカラス、蛇などの外敵に狙われにくくなるためという理由があります。
ただし春から夏の繁殖期になるとつがいのムクドリが巣をつくり、卵を産んで雛が孵化し育て上げるまでの約一ヶ月半の間は人家などに作った巣で生活をすることになります。
唯一の家族団らんですね。
ムクドリの群れの鳴き声や糞に頭を抱えている人が多いですが、対策をしても隣の木や電線に移るだけですぐに戻ってきてしまいます。
ムクドリがねぐらを安全に作ることが出来る場所を作ってあげることが一番の対策と言えます。
まとめ
今回はムクドリの大きさや、群れでいる時の数についてまとめました。
ムクドリは成鳥で標準24cm、翼を広げると40cmの大きさになります。
また、昼間は数十羽の群れですが夕方頃になるとその群れがどんどん集まってきて最終的には何千羽、何万羽の群れが出来上がります。