どこからともなく現れていつの間にかとっても大きな群れになっているムクドリ。
しかしこのムクドリ、群れになっているのを見なくなる時期もあるのです。
ということで今回は、一体いつの時期にムクドリは群れだすのか?についてまとめました。
ムクドリの群れ
ムクドリは朝早くからぎょろぎょろと鳴きはじめ、数十羽の群れで行動を始めます。
夕方から夜になっていくにつれてその群れが一つ、また一つと集まりだし、最終的には何千羽という大きな群れをつくりねぐらとします。
これは敵から身を守るための防衛本能であり、寒さをしのぐ防寒対策ともなっているのです。
春から夏
ムクドリの繁殖期は年に1~2回あり、春から夏にかけてがとくに盛んです。
この時期はつがいのムクドリは群れから離れ、人家などに巣をつくり始めます。
巣が完成したらメスはすぐに卵を産み、一週間と少しで卵が孵化します。
雛鳥が産まれたら、一ヶ月の間両親が出たり入ったりしてエサを雛鳥に与え続けます。
また、このつがいのムクドリ以外にも、つがいになれなかったムクドリや、卵を産むことが出来なかったムクドリなどがエサを運ぶお手伝いや巣を守る役割をすることもあります。
巣がある間はムクドリはつがいと雛で巣で生活をします。
なので春から夏の間は大きな群れをつくることはないのです。
秋から冬
ムクドリの群れは繁殖期が終わる秋から冬の間、どんどん大きくなっていきます。
とくに冬は気温が下がるため、数千羽だった群れが何万羽にもなってねぐらをつくります。
今問題とされているのがこのねぐらで、元々は森林や竹林などでねぐらを作っていたのですが伐採によって木々が少なくなってしまいました。
そのためムクドリは人間がたくさんいる街路樹にねぐらを作るのですが、その下は糞だらけ、さらに何万羽も鳴くわけですから騒音被害ともなって問題視されています。
ムクドリが安心して生活できる場所を作ってあげたいですね。
まとめ
今回はムクドリの群れについてまとめました!
春から夏にかけては繁殖期でそれぞれの巣で過ごすため群れはさほど見られませんが、秋から冬の間は数千羽、数万羽の群れとなって生活をしています。