カラスは雑食性ですが、その大きな体を使い、時には小さな動物をも襲います。
同じ鳥であるムクドリも、その餌食になってしまいます。
カラスの食料
カラスが都会で大量に増え、ごみを漁る様子は、見たことがあると思います。
カラスは雑食性で、虫や穀類、果実など何でも食べますが、都会で人が出すゴミが、一番手っ取り早く、しかも栄養価が高く、好んで食べるのです。
ごみ対策で食料減
このことから、ごみ収集場所では、ネットを被せたり、小屋を建ててその中にごみを入れるようにしたりして、カラス被害から守るようになりました。
すると、都会で増えていたカラスたちは、他の餌を探す必要が出てきました。
小動物を狙う
元々、カラスは小動物を捕まえて食べていました。
なので、ネズミやカエルや蛇などを食べるのは、普通の事です。
そして、生まれたての鳥などを見つけると、それも捕まえて食べてしまいます。
力の弱い小さな生き物は、全てカラスの餌なのです。
ムクドリ
都会に住んでいる鳥として、スズメや鳩、そしてムクドリも上げられます。
ムクドリは、集団で夜寝たり、元々弱い立場の鳥です。
同じ都会に住むので、まだ巣から飛び立ったばかりの、動きが遅い雛たちは、カラスの絶好の餌になってしまいます。
ムクドリの親は、雛に飛び方を教えるなど、近くで雛を見ています。
しかし、一旦カラスに捕まえられてしまうと、その大きな体と鋭い爪に対抗する力は、ムクドリにはありません。
雛だけではなく、卵もカラスに狙われます。
カラスの天敵
カラスの天敵と言えば、カラスよりも大きい、鷲やトンビ、海辺ならカモメなどが上げられます。
鷲やトンビも、カラス同様、小さな生き物を狙って食べます。
体がカラスより大きい分、戦えば、カラスが負けます。
カモメは、集団でカラスを突いたりして、餌場から追い払うことができます。
カラス自体を捕まえて食べると言うよりは、餌の取り合いになれば、集団力で勝つということです。
まとめ
カラスは、同じ鳥であるムクドリをも捕まえて食べてしまいます。
特に、飛び立ったばかりの動きの遅い雛は、絶好の餌になってしまいます。