街中でもよく見かけるムクドリですが、卵はどこで産んで、子育てはどうなっているのでしょうか。
ムクドリの巣作り
春になると、産卵に向けて、ムクドリは準備を始めます。
巣作りです。
今では、すっかり街に住み着いてしまったムクドリで、人を恐れることもなく、良い場所があれば、民家にも巣を作ります。
屋根の下や、戸袋にも巣を作ります。
材料となるのは、枯草や羽毛などです。
ムクドリの産卵
ムクドリは、一度に3から7個程の卵を産みます。
卵は薄い青色をしています。
オスとメスが交互に温め、12日程で孵化します。
ムクドリはこの春から夏にかけて、年に2度産卵して子育てすることもあります。
繁殖力の強い鳥です。
ムクドリの子育て
子育てもオスとメスでします。
雛の口に餌を運び続け、どんどん成長します。
雛は親が餌を持ってくると、激しく鳴くので、巣がある家では騒音被害にあうこともあります。
そして、3週間ほどで巣立ちします。
巣立ちした後も、親鳥と子供は、一緒に一か月ほど過ごします。
親は、子供を守るために、危険が近づくと鳴き騒ぎ威嚇します。
もし雛を拾ったら
まずは、出来るならば、雛を拾わず、親鳥が雛を見つけるのを待ちましょう。
巣立ったばかりの雛は、飛ぶのが下手で下に落ちますが、親鳥が見つけて、餌を与えたり、雛を守ります。
でも、親が亡くなってしまったとか、無理な事情があるならば、家で飼うこともあるでしょう。
30度くらいに保温し、ドッグフードを水で浸したものを餌に与えてみます。
そして、飛べるようになれば放して上げましょう。
出来るだけ早く、自然に返して上げることが、一番大切です。
保護したこの子ですが、どうやらムクドリの様です。雛の保護は好ましくないのは分かっていますが、捕獲した場所と状況により親が迎えに来たり、そのまま生きていける事にはなりそうにないので、自らの翼で飛べるまで面倒を見る事にしました。 pic.twitter.com/Kj5ZVGJxfG
— Dee (@wboy_Dee) 2014年7月11日
まとめ
ムクドリは、春から夏にかけて、産卵、子育てをします。
卵は12日程で孵化し、3週間程度で巣立ちします。
年に2回産卵することもあり、繁殖力の強い鳥です。
雛は、できるだけ拾わないようにしましょう。
親鳥が周辺で見ているかも知れませんし、親鳥が来るのを待ちましょう。