ムクドリを保護した場合、どのくらいの餌を与えたらよいのか。
あまり上げ過ぎてもいけないのか。
調べていきたいと思います。
餌の量と間隔
雛はお腹が空くと鳴き始めます。
満腹して大人しくなるまで餌を与えます。
満腹になると泣き止みます。
人間に慣れていない雛はお腹が空いて鳴いていても、人間の顔を見ると隠れてしまったり、人間をこわがって鳴かない雛もいます。
そのう
雛はお腹いっぱいになると、首の辺りの袋がパンパンに膨らみます。
このように鳥の翼の付け根と首の間の辺りには、翼に隠れるように「そのう」という袋があります。
一回の餌の量
お腹が減っている時は、「そのう」がペシャンコです。
一回の餌の量は「そのう」が膨らむまで与えます。
消化吸収が早い雛は食べても食べても、あっという間にしぼみます。
身体の小さな雛ですが、とても大食いです。
たっぷり時間をかけて、すぐにしぼまなくなるまで与えましょう。
急いでたくさん食べさせ過ぎると「そのう」が破れてしまうこともあります。
餌をあげる間隔
雛への餌の間隔は「そのう」の状態を見ながら与えるのが一番安全なやり方です。
初めのうちはこまめに「そのう」をチェックして、ペシャンコになったら、次の餌を与えましょう。
消化や吸収は個体差があります。
鳥獣保護法
「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化を図り、もって生物の多様性の確保、生活環境の保全及び農林水産の健全な発展に資する事」とされています。
県知事の許可
ムクドリは野鳥なので、県の許可なく飼育は禁止されています。
鳥獣保護センターなどに連絡すると良いでしょう。
飛べるようになったら拾った場所に放鳥してください。
まとめ
巣から落ちたムクドリを、むやみに保護することは鳥獣保護法で禁止されていますが、独り立ちできるまで面倒見る場合は、飛べるようになったら自然界に返してあげて下さい。