野鳥のムクドリはたくさん見かけますが、その生態って知っていますか?
ムクドリの生態はどのようなものなのか、色や寿命についてもまとめました。
ムクドリの生態
ムクドリは雑食性で、果物の身や植物、花、蜜、昆虫などを好んで食べます。
とくに椋の実が大好物なことから、ムクドリと名前が付けられたと言われています。
春から夏に繁殖期を迎え、父鳥と母鳥で協力して子育てをします。
ちなみにムクドリは一夫一妻制で生涯を共にします。
雛に与える餌を探すときはつがいで探しているので何とも愛らしいですよね。
群れで行動
繁殖期が終わると群れで行動するようになり、特に夕方の気温が下がってくることになると一ヶ所に集まってねぐらを作り、身を寄せ合って敵から身を守るよう、さらに寒さをしのぐようにして眠ります。
群れの外側は序列の低いムクドリで、真ん中は序列の高いムクドリで、外側のムクドリは襲われないように眠る時間も少ないのです。
寒くなる冬は何万羽も集まってねぐらをつくっています。
ムクドリはギャーギャー、ギュルギュルと鳴き、大量の糞を落とします。
今でこそ害鳥だなんて言われていますが、昔は農作物を荒らす虫を食べてくれる益鳥として多くの人に親しまれていました。
ムクドリの色や寿命
ムクドリは足やクチバシは黄色からオレンジ色をしています。
体は薄茶色から黒、そして腰や目の下は白くなっています。
普段とまっている間は見えにくいですが、飛んだときに腰の白い部分がはっきりと見えるようになります。
ムクドリの寿命は平均5年から7年と言われていますが、20年生きるものもいると言われています。
ムクドリは鳥獣保護法で守られているので飼育することは出来ません。
なので寿命ははっきりと分かってはいないのです。
まとめ
今回はムクドリの生態や色、寿命についてまとめました。
ムクドリは雑食性で、春に繁殖期を迎えます。
繁殖が終わったムクドリは群れの中に戻っていって大群でねぐらを作り過ごします。
薄茶色から黒の体に黄色いくちばしと足、寿命は5年から7年と言われています。
ムクドリの生態を知ってから観察するとより楽しいですよ!