ムクドリが家に巣を作り、雛が産まれてから気が付く、という方も多いのではないでしょうか?
大抵の方は温かく見守ってくれるようですね。
ですが子育ての期間がどれくらいなのか気になりますよね。
ここではムクドリの雛の子育て期間についてご紹介します。
ムクドリの子育て期間
ムクドリの巣作りは早いと4~5日で、遅くても10日程で完成するようです。
ムクドリの子供は卵を産んでから約12日後に孵化します。
その後23日ほどで巣立つようです。
巣立ちしたヒナは1カ月ほど親と行動を共にしているようです。
一回の子育て期間は2ヵ月程度になるようですね。
親以外の鳥が子育てをする?
親以外で繁殖活動を助ける個体をヘルパーと呼ぶそうです。
ムクドリ以外にも多くの鳥で観察されているようです。
このヘルパーは、繁殖のつがいを形成できなかった個体や、繁殖に失敗した個体が子育ての手伝いをし、雛に餌を運んで与えたりするようです。
ムクドリの繁殖期間
ムクドリの繁殖期間は3~7月です。
多くの個体は春と夏の2回繁殖行動をとるようです。
一度の繁殖でだいたい5個の卵を産むので、とても繁殖力の強い鳥になります。
同じところに巣を作ろうとする習性が強く、一度目を付けられてしまうと、かなりしつこくやってくるようです。
繁殖後は?
繁殖後のムクドリ達はヒナも親も集まって群れを形成し、夜は一か所に集まってねぐらを形成します。
私たちが大群で見かけるムクドリ達は、繁殖の終わった個体なのですね。
秋になると大きな群れになりますが、その年生まれの若鳥の多くは一冬越せないと言われているようで、冬になると数が減るようです。
最近では繁華街の街路樹に集まることが多く、糞害や騒音が各地で問題になっています。
また、春になると繁殖のためペアで分散し、繁殖が終わるまでは集団にはならなくなります。
まとめ
ムクドリの子育て期間は抱卵が約12日、その後巣立つまでが23日、巣立ってからの1カ月は行動を共にするので、だいたい2ヵ月くらいになります。
だいたいの個体が2回繁殖活動をし、繁殖後のムクドリは集団で生活し、集団ねぐらを形成するようになります。