ムクドリと聞いて思い出すのはやはりあの大集団ではないでしょうか。

あれだけたくさんいるということは、繁殖力も高いのでしょうか?

ここではムクドリの繁殖期と繁殖力についてご紹介します。

ムクドリ 繁殖期 繁殖力

ムクドリの繁殖期

ムクドリの繁殖期は3月下旬から7月にかけてです。

繁殖期間中の行動は、営巣、産卵、抱卵、育雛、巣立ちとなります。

ムクドリは枯草や羽毛、落ち葉などで巣を作り産卵します。

この卵、うすい青緑色をしているんです。

写真でしか見たことはありませんが、びっくりするくらいきれいでした。

きっと初めて見たら卵だと思わないのでは、と思ってしまいました。

卵は雌雄で抱卵し、約12日で孵化し、その後約23日で巣立ちます。

巣立ち後の雛は1カ月ほど親鳥と行動を共にするそうです。

巣は繁殖期にしか使わない

ムクドリは群れで生活して、寝るときも集団ねぐらを作って寝ます。

集団ねぐらを作るのは繁殖期が終わってからです。

逆にいうと、自分で作った巣は繁殖期にしか使わないのです。

繁殖期にしか使わない割には、巣への執着心が強く、毎年同じ場所で産卵しようとするようです。

毎年同じ場所で営巣するため、巣の規模は年々大きくなっていくようです。

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ムクドリの繁殖力

ムクドリは虫や木の実などなんでも食べる雑食性なので、繁殖力はとても高いようです。

食べ物に困ることはあまりなさそうですね。

ムクドリは繁殖期の間、1回もしくは2回繁殖行動を行い、一度の産卵で4~7個ほどの卵を産みます。

寿命も野生下で7年と割と長めなので、繁殖力は高いようです。

ムクドリは托卵する?

ムクドリは種内托卵というものをするそうで、巣を作れなかった個体が、他のムクドリの巣に托卵をすることがあるそうです。

繁殖力が高い一因かもしれませんね。

まとめ

ムクドリの繁殖期は3月下旬から7月くらいまでです。

繁殖期以外、巣は使わず、集団で行動をします。

一回の繁殖期の間、多いもので2回産卵します。

雑食性のため繁殖力は非常に高いようです。

なんでも食べられるって野生ではすごい重要なことなんですね。

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